1993年生まれ。アメリカのペンシルベニア州で少年時代を過ごす。 現在は信州大学大学院理工学研究科に在学しインタラクションデザインをテーマに研究を行っている。学外では、UI設計・デザインに特化した株式会社グッドパッチや、モノづくりにデザイン思考を取り入れている株式会社ヤフーでのインターンシップを経験し現在に至る。
株式会社グッドパッチ サマーインターンシップ最優秀賞 信州未来アプリコンテストゼロ ソフトバンク審査員特別賞
この作品は、2015年の夏に参加した株式会社グッドパッチのサマーインターンシップにて講談社様からお題をいただき、実際のクライアントワークに近い形で制作したコンテスト型ファッションアプリです。ディレクター1人とデザイナー2人から構成された3人のチームでサービス企画から実際のプロトタイプ作成までを2週間かけて行いました。インターン中はユーザ視点とビジネス視点を両立しながらデザインすることの難しさを実感し、行き詰まることも多々ありました。しかしそれでも諦めずチームで試行錯誤を続けた結果、イマドキのオシャレを”ひとり”ではなく”みんな”とアプリでも雑誌でも楽しめるというコンセプトに辿り着き、最終発表では最優秀賞を頂くことができました。
Time-EyeHoleは私が大学4年生の頃から取り組んでいる研究です。具体的には、人間が防犯カメラ画像や農園の定点観測画像の観察を行うような文脈において、画像中の重要な変化の探索支援を目的とした新しい画像比較ユーザインタフェースの開発を行っています。このWebアプリケーションの最大の特徴は「部分的に過去が見えるUI」です.従来の画像比較手法は複数の画像を横に並べて見比べる方法が主流でしたが、提案手法ではユーザが1つの画像の中であたかもその一部分のみを過去に戻している感覚で比較を行うことができるようなインタフェースをデザインしました。これにより、ユーザが画像比較する際の視線移動の範囲と回数が小さくなるため、ユーザの負担を減らせるとともにより正確な変化の把握に貢献できる可能性があります。
国際学会論文URL: http://journal.magisz.org/index.php/jai/article/view/238
この作品は、私が所属している信州大学ストリートダンスサークルWDC(わくわくダンスクラブ)の2016年度メンバーへ向けて制作したサークル紹介ページです。このサイトを制作しようと思ったきっかけは、近年サークルの肥大化に伴いメンバーのダンスに対する意識差が顕著になり始めている実態を目の当たりにして、何かできないだろうかと思ったからです。そこで、サークルの同期である友人と話し合い、WDCというサークルが築き上げてきた文化や価値観をわかりやすく魅力的に伝えることを意識しました。具体的には「WDCでの一年を体感できるタイムライン」や「WDCで活躍するメンバーの声」などのコンテンツを盛り込み新入生がサークルに入ってからの将来像を描けるようにデザインしました。
URL: http://wwww.wakuwakudanceclub.com
私はこれまで研究活動やインターンシップを通じてWebやスマートフォンのUIを中心としたデザインを手がけてきました。しかし大学生活の中でIoTに代表されるようなテクノロジーの発展を日々目の当たりにしてきて感じたのは、これからデザインの対象はもっともっと拡張され「UIデザイン=画面の中のデザイン」ではなくなっていくだろうということです。つまり、スマホやPCに限らず「人とモノ」が情報をやり取りする接点がさらに増え、日常生活の中で解決すべき課題の質も多様化、複雑化していくと思いました。私はそんなデザインの重要性が高まっていく時代において、インタラクションデザインという専門性を持ちながら、他の専門性を保有した人とつながっていき、世の中の課題解決に貢献できる人になりたいと思っています。このようなマインドを踏まえつつ、このポートフォリオサイトは"つながる"というテーマを意識しながら制作しました。